元ウクライナ大使だった,馬渕睦夫さんという方がいる。
現在は,チャンネル桜や林原チャンネルなどで,保守系の論者として活躍している方だ。
その方は,自ら積極的に情報収集しているわけではないのだが,過去に起きた事件や公開情報から,なぜ,その事件が起こったのかを分析し,我々にわかりやすく解説してくれている。
決して,池上彰みたいに,地上波に出られる人ではないが,国益を第一に考え,現代の日本が抱える問題について,問題提起をしてくださっている。

そんな馬渕さんが,2012年に書いた本が,
「国難の正体」馬渕睦夫 ビジネス社 である。
そのうち,自分が気になった事項をメモしたのが,次の事項である。

グローバリズムと共産主義の共通点
①国家の規制が及ばない
②世界全体が対象
③唯物思想(勝者が正義)
④超格差社会
 
・ロシア革命はユダヤ人による革命だった→幹部の80%がユダヤ人→少数民族で不安定
 これは,あまり知られていないが,スターリンやレーニンもユダヤ系ということだ。
 それまでのロシアの王朝が,ユダヤ人に厳しい政策をとっていたから,ユダヤ人が蜂起したらしい。


・中華人民共和国の建国の謎→アメリカが一貫して共産党を支援→中国を共産党化してソ連の影響下に置く→ソ連をアメリカと対等な立場に仕立て対立をあおって、軍拡を進めたい。

・鄧小平の改革開放路線もウォール街の支援

・ベトナム戦争ではソ連がアメリカから武器を購入していた

・朝鮮戦争で得をしたのもアメリカの国際金融家と軍事産業→わざと勝とうとしなかった

・スターリンも国際金融家と対立して暗殺される

・オイルショックもキッシンジャーの演出

・湾岸戦争の目的も英米金融資本家による世界支配

・イラク戦争もイラクの石油産業の民営化をフセインが拒否したから、テロとの戦い→目標が正しいかチェックできない→際限なき軍拡を正当化

・イギリスによるアメリカ金融支配、中央銀行が、ドルを発行するたびに政府がその利子を払う→国民が利子を払う、国際金融家は、特定の国に忠誠を使わない→仲間の銀行に誓う→世界を統一しようというイデオロギー→根っこは、共産主義と同じ

・日露戦争ではアメリカの財閥シフが支援→ロシア革命を起こしノマノフ王朝を打倒したい。その後の日米関係の悪化は、日本を共産化するため。そのために、GHQは日本精神を破壊→しかし、まだ目標を達成せず、今も執拗な攻撃が続く

・IMFは、グローバリズムの手段(民主化→民営化→グローバル化)

・今アメリカでは3%のユダヤ人が最も影響力あり→でも多民族国家→1つになる国益なし→無国籍化→グローバル化

・日本の国難の正体は、日本精神が破壊されようとされているから

・日本人による検閲官とマスコミの癒着の影響が今も日本の言語空間を支配、田母神事件も歴史見解を述べただけで特定の政党を支持したわけではない

・ウォーギルトインフォメーションで容易に洗脳→日本人の中に戦争を嫌う(穢れ忌避思想)があったから→国民感情の奥底には、明治以降の戦争も日本人本来の生き方とは違うという拒否反応が続いていた。しかし、日本の安全は考えなくてはならない。アメリカは、竹島、北方領土と紛争の種をしっかり残す

・尖閣諸島にしろアメリカなしに解決できないように思わせる

・冷戦後は日本がアメリカの仮想敵国(オバマのアドバイザーは、ポーランド系ユダヤ人のブレジンスキー)

・男女関係の乱れで、女性が堕落すると子供も堕落、母性が大事、移民の受け入れや国民が変質する

・人権(マイノリティを手厚く保護→不平等をつくることになる→日本人間に相互不信や敵対間をばらまく→社会内部が混乱

・日本には、CNNやBBCのような海外放送必要

・明日の日本の生きる道 伝統を守る 地域の自立を図り地域の安定に資する

このうち,日本国難の正体は,「日本の精神が破壊されようとしているから」というのが,特に心に残る。
あと,個人的には,アイヌの問題も気になっている。北海道では,アイヌが先住民族とされたことにより,一部のアイヌが,勝手に取ってはいけない鮭をアイヌの儀式に使うために,必要以上に捕獲して,権利を主張をしている。今は,裁判となっているが,同じ日本人なのに,不平等になるのは,憲法違反ではないか。
こんなことをしているのは,アイヌの中でも一人だけであるものの,日本人の間に,相互不信感をもたらすので,この裁判で国は負けてはいけない。
また,このように,アイヌ対日本人という対立構造を作れば,それこそ,北海道を狙っている中国の思うつぼである。(昔から中国は,アイヌを中国に招待して,少数民族保護を主張している)
いかんせん,日本社会を分断しようとする者たちは,日本国内に対立構造を作ろうとしている。

その他,LGBTについても,国内でやや過剰な対策を取っているように思える。
歴史を紐解けば,昔から同性愛は確かにあったし,様々な性自認を持つ人もいただろう。
しかし,昔から現代までも,大多数は,男女間で普通に恋愛し,結婚している。
同性婚を認めれば,社会の混乱は必至であり,大きく言えば,国力が弱くなるだろう。
同性同士で親族関係をつくりたければ,養子縁組を利用すればよいのだ。
何もあらたな制度を作る必要はない。

最後に,この本を読めば,テレビや新聞の報道だけを見ていては気づかない視点に気づくことができる。多くの日本人に読んでもらいたい本である。


国難の正体